塾の入会金っていくらかかるの?大まかな相場を確認しよう!
子どもには第一志望校に合格して欲しいものです。そのためにもいい塾に通わせたい、でも塾代が高いと悩まれている方が多いのではないでしょうか。そもそも塾に通うための費用とは何がかかるのでしょうか。そして相場はどのくらいなのか?今回は、塾にかかる大まかな費用の相場や内訳について解説します。
塾に通う際にかかる費用の内訳
塾にかかる費用にはどのようなものがあるのでしょうか。塾を続けるためには、もちろん塾の内容も大切ですが、費用も大切な要素です。一度入塾すると、親は成績が上がって欲しいという思いからいろいろと受講させたいと思ってしまいます。しかし、費用がかかりすぎて続けられないということにならないよう注意しましょう。
入会金・年会費
入会金はその名の通り、入塾時に1回だけかかる費用です。年会費は、年に1回納めなくてはなりません。
授業料
授業料は、集団指導の塾より個別指導塾のほうが割高です。それは、講師がひとりにかける時間が多いため仕方のないことでしょう。個別指導塾を選ぶのであれば、費用が高い分しっかりと一人ひとりに合ったカリキュラムを組み、柔軟に対応しサポートしてくれるところを選びましょう。
季節講習費
季節講習とは、長期休暇中に実施される春期講習、夏期講習、冬期講習のことです。季節講習の場合、週に1回ではなく授業回数が多く設定されていることがあります。その分、費用が高くなる傾向です。
一度入塾すると、季節講習をすすめられたときに断りにくく、親として遅れをとらないために受講しなくてはという気持ちになります。しかし高額になる可能性があるため、入塾前に事前に確認しておきましょう。
特別講習費
苦手を克服するための単元ごとの授業や志望校対策の授業、テストや受験前になると直前特訓など、さまざまなコースが出てきます。そのたびに受講していると、これも高額になってしまうでしょう。
どんなコースがどのくらいの費用で実施されているのかを事前に確認しておき、子どもの成績や予算と合わせて、冷静に受講を考えてください。
施設維持費
備品の購入や冷暖房費、補修費用、システム費用など、教室の運営維持のための費用です。
模試代
模試は1回ごとに費用がかかります。年間に何回実施されているか費用と合わせて確認しておきましょう。
塾の入会金の相場
塾の入会金の一般的な相場は2万円~3万円程度です。ただし、キャンペーン中で無料になっている期間があったり、兄弟は免除になったりする塾もあるため、上手に利用しましょう。
しかし、入会金無料というところにひかれて、よく調べずに入塾することは避けてください。その後の授業料や年会費、季節講習とたくさんの費用がかかります。キャンペーン中だからといって急いで契約せずに、年間でどれくらいかかるのかをきちんと調べてから入塾するようにしましょう。
塾を選ぶ際に注意するべきポイント
塾を選ぶときに注意するポイントについてご説明します。
目的が合っているか、自分に合っているか
塾に通う目的は学校のテスト対策なのか、受験対策なのかで大きく変わってきます。受験対策であっても、志望校によっても対策が変わるでしょう。
また、集団指導の塾、個別指導塾、オンラインの塾などどの形態が自分に合っているかを考えてください。実際に通っている人から評判を聞くのもよいでしょう。しかし、講師も生徒も人なので相性も大切です。
本当に自分に合っているかは、最終的には無料の体験授業を受けて判断します。体験授業を1回しか受けられない場合もありますが、塾によっては2週間~1か月の間受けられるところも。体験授業は、必ず受けておきましょう。
費用が適切か
入会金が無料だからという理由では選ばないようにしてください。授業料や季節講習が高額であれば、結局は1年間にかかる費用が高くなる場合があります。
年間かかる費用を、数か所の塾で比べてみてください。具体的に必要になりそうな講習を考えてもらい、費用をシュミレーションしてもらうとよいでしょう。
かかる費用が高い場合には、費用に見合った指導がなされているかも考えてください。逆に安い場合には、講師の質や設備は悪くないか、サポート体制はあるかなど確認しておきましょう。
最近は、IT化による運営コストの削減やオンライン授業の導入などを理由にかかる費用を安くでき、大手であれば安定した経営基盤もあるので、費用が安い塾も増えています。
年間かかる費用を調べて、その費用が単純に高い、安いというのではなく、費用に見合った内容なのかを総合的に判断しましょう。
まとめ
塾は通えば必ず成績が上がるというものではありません。塾以外でも、自宅学習が必要になります。学習習慣がつくようにサポートしてくれたり、志望校に合わせて相談に乗ってくれたりと、授業以外でもサポートしてくれる塾がよいでしょう。費用は、目先の費用だけでなく年間かかる費用を入塾前に確認しておきます。
塾を頻繫に変えていると、落ち着いて学習を進められません。一度入塾したら辞めないつもりで、最初に費用と内容をしっかりと検討することが大切です。無理せず続けられる、子どもに合った塾で効率のよい学習を進めていきましょう。